交通部観光局（日本の観光庁に相当）は「新南向政策」の推進に積極的に取り組んでおり、このほどソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・ネットワークス・アジアと提携、同社の専門チャンネル、AXNの高視聴率番組『アメージング・レースASIA』に参加してインターネット上で人気を集めている二人のフィリピン人女性を台湾に招き、台湾観光のPR映像に起用した。「新南向政策」とは、東南アジア、南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなど18カ国との関係を深める政策。
Maggie WilsonさんとParul Shahさんはそれぞれ、2007年と2014年の「ミス・フィリピン」。今回はショッピング、グルメ、ロマンチックをテーマにした、30秒のプロモーション映像を3本制作。これら台湾観光のPR映像は2月15日からAXNフィリピン、SONY及びANIMAXのフィリピン及び東南アジア地区のチャンネルで放送される。
観光局によると、東南アジアの人たちは台湾のグルメ番組の影響を受けている他、地元の料理の多くが濃い味付けであるため、台湾のナイトマーケットにある炒めたり揚げたりした食べ物、伝統的なB級グルメ、「麻辣火鍋（激辛鍋）」などを好むという。
昨年1月から11月までに東南アジアから台湾にやってきた旅行者は延べ141万201人で、前年同期比では14.19％増加。観光局では、東南アジアからの旅行者が二桁成長を続けてくれるよう期待している。