2024/05/05

Taiwan Today

観光

ビザ免除効果でタイからの旅行者が目標以上に

2017/01/23
昨年8月、タイ国民への入国ビザ免除措置を実施したところ、昨年台湾を訪れたタイ人旅行者は延べ19万人あまりとなり、目標としていた延べ18万人を上回った。写真はタイの旅行協会が台湾旅行の商品を説明しているセミナーの様子。(中央社)
政府は「新南向政策」推進の一環として昨年8月、タイ国民が観光旅行で中華民国(台湾)にやってくる場合の入国ビザを免除する措置を実施した。その結果、昨年台湾を訪れたタイ人旅行者は延べ19万人あまりとなり、目標としていた延べ18万人を上回った。「新南向政策」とは東南アジア、インドを含む南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18カ国との各分野における関係を強化する政策。
 
今年、タイの人たちに人気の海外旅行商品は台湾に日本を組み合わせたもので、航空会社が座席面で協力し、ビザ免除措置が継続されたならば、年間での来台タイ人旅客延べ36万人の目標は十分達成できるものと見られている。
 
タイの人たちは年越しイベントを重視する傾向があり、数年前からは台北101(台湾北部・台北市にある超高層ビル)の年越しカウントダウンを観賞するツアーが人気で、昨年はさらにチャーター便を導入、500人あまりがチャーター便で来台してカウントダウンに加わった。
 
タイ国民が、神のように、そして父親のように崇めた故プミポン国王は生前、台湾と良好な関係にあり、台湾訪問の経験もあった。中華民国政府はタイの「泰国皇家山地計画(Thailand Royal Project)」に協力、麻薬を根絶し、農業の改善も行なった。タイの観光当局は故プミポン国王の足跡をたどる旅行ツアーを計画しているという。
 

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