2024/05/07

Taiwan Today

観光

日本の被災者、「台湾希望の旅」第一陣が到着

2011/07/27
「台湾希望の旅」第一陣の佐々木さん一家。「台湾大地震の被災地の復興経験を学びたい」と話した。(中央社)
交通部観光局は6月に日本の石川県で「台湾・日本観光フォーラム」を開き、具体的な行動で東日本大震災の被災者を支援し、1999年9月に起きた「911台湾大地震」で日本が台湾に提供した援助の恩返しをすると決めた。チャイナエアライン、エバー航空、そして107のホテル業者が協力して、無料航空券と客室を提供、被災者1000人を台湾での「希望の旅」に招く準備を整えた。 第一陣の14人は26日夕方、チャイナエアライン機で台湾桃園国際空港に到着し、14日間の「希望の旅」をスタートさせた。一行を代表して取材を受けた佐々木茂さんは、「自宅が津波で流され、4ヶ月以上たったが元通りになるには長い時間がかかる」と話した。家族と来台するのは初めてという佐々木さんは、台湾大地震の被災地の復興状況を見学し、台湾での経験を学んで日本に持ち帰り、参考にしたいとしている。 交通部観光局国際組の江明清・組長は、福島県、宮城県、岩手県で深刻な被害を受けた人たちを台湾に招き、故宮博物院や遊園地の入場券、MRT台北新交通システムの乗車カードなどを提供して自由旅行を楽しんでもらう他、南投の埔里、「911台湾大地震記念館」などへのコースも手配するとしている。 また、日本の福岡県議会議員23人による、台湾の支援に感謝するための訪問団も26日正午に台湾に到着。民主党福岡県連の吉村敏男幹事長率いる同訪問団は、空港に着くとただちに、「ありがとう台湾」と日本語と中国語で書かれた赤い横断幕を掲げて台湾への謝意を表した。

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