2024/05/01

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阿里山鉄道祝山線、27日から半年ぶり運行再開

2011/10/27
同鉄道は、森林・登山・高山という3つの側面を持つ世界で唯一の鉄道。世界遺産登録を目指す自然・文化遺産として文化建設委員会が選定した18カ所の1つに挙げられている。(中央社ニュースサイトより)
阿里山駅から台湾で最も高い鉄道駅の祝山駅を結び、阿里山の山上から日の出を見る観光客を輸送する、阿里山森林鉄道祝山線は、今年4月に起きた列車脱線・転覆事故から運行を休止していたが、6カ月にわたる検査や改善作業をこのほど終え、27日午前5時から運行を再開した。 同線の復旧作業に当たっていた行政院農業委員会林務局の嘉義林区管理処によると、まず全線の点検と、運行の安全から地質、生態、林業に至るまでの評価作業を行った。また、安全に影響を及ぼす恐れのある沿線の木の伐採や枝の剪定(せんてい)、および定期的な巡回点検を行った。さらに人員と路線、車両、規定の見直しを行った上で、3度にわたる模擬訓練を経て、運行再開を決定した。 運行再開に当たり、安全性に配慮するため、1車両の定員を70人へと、従来の84人からさらに制限することとした。発車時刻は日の出時刻により調整し、日の出前の1~2時間に3本程度を運行する。各駅や観光サービスセンター、阿里山の宿泊施設などで発車時刻を調べられる。問い合わせ電話番号は05-267-9200。 なお、同鉄道嘉義線の阿里山~神木間の通称「神木線」は、3本の橋が曲線を描き、高低差があるため、落下防止柵の整備を待って運行を再開する。年末までに設備を完成させ、交通部の承認を受けてから再開する予定。

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