2024/05/07

Taiwan Today

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新・世界の自然7不思議、環境団体が玉山への投票促す

2011/10/28
玉山の雄姿。(陳芳宜撮影:中華民国交通部観光局提供)

中華民国(台湾)の最高峰、玉山の国家公園管理処は、スイスの財団法人、ニューセブンワンダーズ(N7W)基金会の行う、「新・世界の自然7不思議(New 7 Wonders of Nature:略称N7W)」を選定するインターネット投票活動にエントリー、決勝ラウンドへのノミネートも獲得したが、終盤になって他の候補に遅れをとっている。このため、主婦連盟環境保護基金会、荒野保護協会、台湾環境保護連盟は27日、合同記者会見を開き、玉山が世界の貴重な自然生態と認められるよう、ネット投票でのラストスパートを呼びかけた。

台湾の中央部に位置する玉山は標高3952メートルで富士山より高い。日本統治時代には、「新高山(ニイタカヤマ)」と呼ばれた。その生態の特殊性と生息する生き物の多様性で世界に知られている。

この活動には、日本の富士山やアメリカのグランドキャニオンなど、世界から400箇所あまりが参加、2007年にインターネット投票で実施された予選段階で、玉山国家公園は上位77箇所に入った。2009年に行われた専門家による審査でも、玉山はその豊かな自然生態と文化的資産が評価され、決勝への28候補に残った。昨年7月には活動の決勝ラウンドが始まり、再びインターネット投票が行われている。しかし、玉山の得票数は低く、専門家は、予選段階での投票が決勝ラウンドでも計算されると誤解している投票者が多いと指摘、決勝ラウンドでは改めて投票しなおす必要があると説明している。

主婦連盟環境保護基金会は、玉山が数万年を経て形成された天然の地形であることを強調、世界の華人が積極的に投票し、玉山について世界に知らしめるよう訴えた。

「新・世界の自然7不思議」決勝ラウンドのネット投票締め切りはグリニッジ標準時2011年11月11日11時11分(台湾時間11月11日午後7時11分:日本時間午後8時11分)。
詳細については以下のウェブサイトまで。
http://n7w.ysnp.gov.tw/jp/index.html  (日本語)

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