2024/05/06

Taiwan Today

観光

観光業の国際競争力、世界37位に

2011/11/16
観光局は台湾観光のPRに取り組んでおり、英ロンドン名物の2階建てバスにも「Taiwan」の文字が躍る。(中央社)

観光分野の国際連合専門機関、世界観光機関(UNWTO)がまとめた「世界観光指標」によると、台湾の国際観光収入は今年第1四半期、32.6%増加し、アジア太平洋地域ではシンガポール(41.9%)に次いで2番目に高い成長率を記録した。交通部観光局の最新統計では今年第1~第3四半期の観光客数は、前年同期比6.7%増の延べ429万人で同時期として過去最高、特に第3四半期だけでは11.1%増となっている。同局の予想では1~10月累計で、前年同期比7%成長する見通しだ。UNWTOによる今年の世界全体の観光客数の成長率予想は4.0~4.5%で、台湾はこれを上回る成長を見せている。

また、世界経済フォーラム(WEF)が今年3月に発表したレポートによると、今年の観光業の国際競争力は世界37位と、2009年の43位から6ランク上昇、2008年の52位からは15ランク上昇し、順調に競争力が伸びていることを示している。指標のうち「陸上輸送インフラ」14位、「情報通信インフラ」15位、「政策による整備と管理」9位と高い評価を受ける一方、「観光・旅行の重要性」69位、「観光インフラ」72位、「環境の持続可能性」112位などが比較的低い評価にとどまった。

来年は中国大陸とを結ぶ直航便が再度増便することに加え、台日間のオープンスカイ協定(航空自由化)の実現、台北松山空港とソウルの金浦(キンポ)空港とを結ぶ路線の開設が決まったことなどで、台湾を訪れる観光客数はさらに成長する見通しだ。

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