2024/05/06

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今年の来台旅客、延べ600万人へ

2011/11/25
今年台湾にやってくる海外の旅客は年間延べ600万人程度に。日本からは9月までで前年比約18%増。写真は日月潭。(李金木撮影:中華民国交通部観光局提供)

交通部観光局が、今年、中華民国(台湾)を訪れる海外の旅客数延べ600万人達成を目指している。昨年、台湾を訪れた海外の旅客は延べ556万7277人で過去最高だった。このうち中国大陸からの団体旅行客は延べ116万7787人。今年も1月と2月は平均で約16.5%の割合で増加していたため、このペースが維持できれば年間で延べ650万人を達成できる見通しだった。

しかし、3月の東日本大震災により、台湾と日本をまとめたツアーが影響を受けたり、台湾と日本を同一区域と見る動きも出たりしたため、台湾を訪れる海外の旅客数の伸びが鈍化。さらに4月の阿里山登山鉄道における列車転覆事故、5月の食品への可塑剤混入事件が中国大陸と香港、マカオの人たちの台湾への旅行意欲をそぐことになり、5月に台湾にやってきた海外の旅客数は前年同月比で7%のマイナスとなった。正常なレベルに回復したのは7月になってから。

観光局の統計によると、海外の旅客は今年1月から10月までで、延べ481万9547人。前年同期比では6.92%増加している。年間延べ600万人を達成するには11月と12月にそれぞれ延べ60万人がやってくる必要がある。観光局では欧州の信用危機や先進諸国の景気低迷が現在の不安材料としている。

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