2024/05/03

Taiwan Today

観光

2012年台湾ランタン祭りのメインランタンは過去最大

2011/12/28
メインランタンは勇ましい「龍」。高さ、幅共に20メートル以上で過去最大に。(中央社)

交通部観光局は27日、2012年の台湾ランタンフェスティバルにおけるメインランタンのデザインと提灯型ランタンを発表。来年2月の台湾ランタンフェスティバルは彰化県鹿港鎮で開催される。メインランタンは中華電信株式会社の賛助を受け、世新大学の曽永義教授によって「龍翔霞蔚」と名付けられた。メインランタンのデザインと製作、設営は耀新有限会社のチームが担当、デザインの構想は、「龍が世界を飛び回り、光が世界に広がり、幸運の雲が各地に浮かび、徳が八方を覆う」イメージ。伝統的な文化を基礎に、芸術、ハイテク、現代感を結びつけ、中華民国建国百年を跨いでいく元宵節の祝賀イベントとする。

今年のメインランタンは、高さ、幅がいずれも20メートル以上で、総重量は40トンと過去最大。造形は空に飛び上がろうとするゆったりとした姿。象徴するのは積極果敢なイメージであり、国家社会に経済的繁栄と安定、平和、快適と利益をもたらすようにとの願いがこもる。また、手に握る龍の玉は2012年の辰年が、すべて思い通りになるようにという願いを伝えている。

全体的な照明効果はデジタル技術で動作を制御、工業技術研究院の開発したホログラフィー照明と結びつく形。内部の光源は最新技術のLED20万個、ならびに2000回路の異なる照明コードで、台湾ランタンフェスティバルにおける過去最高となるばかりでなく、世界の省エネとCO2排出量削減の流れにも沿っている

また、ランタンフェスティバルで配られる、手で提げるタイプの「提灯ランタン」は「神気龍」と名付けられた。デザインは首をもたげて胸を張る、活力に満ちた龍。背中には旅行かばんを背負い、羽は風を受ける。足は七色の雲を踏みながら各観光地を訪ねるイメージとなっている。

手提げタイプの「提灯ランタン」は立体的なペーパークラフト。(中央社)

2012年台湾ランタンフェスティバルは2月6日(月)の元宵節(旧暦の1月15日)、夜7時に正式に開幕。メインランタンは30分に1回のレーザーショウを行う予定。フェスティバルは2月19日(日)の夜10時30分に閉幕する。

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