2024/05/19

Taiwan Today

観光

2011年、海外籍訪台旅行者は延べ608万7484人で過去最高

2012/01/10
2011年12月28日、韓国から家族旅行にやってきた金禧暻さん(右から2人目)が2011年の延べ600万人目の海外籍訪台旅行者となった。(中央社ニュースサイトより)

2011年に台湾を訪れた海外籍(外国籍、中国大陸・香港・マカオ籍など)の旅行者は2010年に比べて9.34%増え、延べ608万7484人だった。2011年12月は延べ64万8594人で、11月に続いて延べ60万人の大台を突破、1ヶ月として過去最高となった。12月は前年同月比で22.24%の増加。香港・マカオ籍の旅行者は前年同月比16.29%増の延べ9万7199人で、1ヶ月としての過去最高に。

交通部観光局によると、昨年、台湾を訪れた海外籍旅行者の年間増加率9.34%は、世界観光機関(UNWTO)の予想した、世界全体の旅行者数増加率約4%~4.5%を上回るもの。増加率の最も高かったのはシンガポール籍の旅客で、前年比24.14%増の延べ29万9599人。次いで日本からの旅客が19.87%増え、延べ129万4758人だった。日本からの旅客数は過去最高。韓国からは11.99%増の延べ24万2902人だった。中国大陸籍の旅行者は9.41%増の延べ178万4185人。マレーシアは延べ30万7898人で前年比7.76%増加した。香港・マカオ籍の旅行者は延べ81万7944人で、前年比で2.97%の増。ヨーロッパからは4.35%増の延べ21万2148人。アメリカからは4.27%増えて、延べ41万2617人がやってきた。

観光局では2011年の外貨観光収入は3000億台湾元(約7693億日本円)規模だったと見ている。また、中華民国(台湾)の国民の出国人数は延べ958万3873人で、前年比1.79%の増。訪台旅行者数と出国人数のいずれも過去最多となった。

観光局では、2011年の訪台旅行者のうち、中国大陸籍の人は29%で大部分ではないこと、ならびに日本や香港からの旅行者の多くは自由旅行であることを指摘した。中国大陸籍の旅行者は団体客が主で、消費も相対的に観光名所に集中する。日本からの旅行者は6割が自由旅行、香港からの旅行者も7割は個人旅行だという。自由なスケジュールで旅行する場合、消費行動の面はより広くなる他、台湾の地元文化を一層多く体験できると言う。

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