交通部観光局の統計によると、今年の春節(旧正月)の9連休(21日~29日)に団体旅行で台湾を訪れた中国大陸からの観光客は延べ4万5,811人に達し、過去最高を記録した。1日平均でも5,090人の過去最高となり、ピークの24日には7,723人に上った。また、6連休だった昨年(2月2日~7日)と比べると、旧暦大晦日以降の6日間(22日~27日)には3万3,635人(1,400組)が訪れ、前年同期比26%成長した。
中国大陸からの団体旅行による台湾観光が開放された2008年7月から昨年12月までの間、中国大陸からの観光客は延べ300万人を突破、昨年は122万3,000人に達した。交通部は、団体客の数が全体的に成長しているほか、春節連休を利用した観光客も過去最高となったと指摘した。
中国大陸からの観光客の受け入れについて、政府は今後「循序漸進(順を追って漸進する)」との原則にのっとり、促進や市場成長などの状況を見極めつつ検討を進める方針だ。特に個人旅行については、手順簡素化に関する台湾海峡両岸の各界からの提言について、時機をみながら検討を進める。また、台湾への個人旅行を開放する試行都市の拡大を中国大陸側に提案すると同時に、個人旅行のコース企画やPRを強化していく。