2024/05/04

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台湾ランタンフェスティバル閉幕、人出は過去最高の1,100万人に

2012/02/20
2013年の台湾ランタンフェスティバルは新竹県で開催。邱鏡淳・同県長(右)らが、開催の無事を祈ってランタンに願いを書き入れた。(中央社)

彰化県鹿港鎮で開催された今年の台湾ランタンフェスティバルは19日、午後10時30分にフィナーレを飾るメインランタンと花火のショーで幕を閉じた。2週間の会期中には1,100万人以上が会場を訪れ、同フェスティバルが開催されて以来23年間で最高の人出となった。

最終日の19日は、午後6時から4時間30分にわたりクライマックスを迎え、11回のメインランタンのショーと3回の花火ショーが行われ、現場では思わず叫び声が上がるなど大いに盛り上がった。また、日本の宮城県の津軽三味線と和太鼓のユニット「閃雷(せんらい)」や、韓国の伝統鼓舞団によるパフォーマンスも行われた。このほか、会期中には日本の東京ディズニーリゾート(TDR)のパレードも行われ、多くの人が詰め掛けた。

交通部観光局によると、米ディスカバリーチャンネルが世界で最も素晴らしい伝統行事の一つとする、台湾ランタンフェスティバルは、元宵節(旧暦1月15日)の各種のイベントの中でも、最も国際的な行事となり、今年は日本や韓国、米国、および東南アジアや欧州の各国から報道陣が取材に訪れた。海外からの見物客も過去最高の2万9,219人に達した。

今年は見物客の数が過去最高だったほか、メインランタンの規模や、飾り灯籠(とうろう)の数、パフォーマンスを行う参加団体の数もこれまでで最高となったと観光局の頼瑟珍局長は指摘した。また、頼観光局長は23年前の開始当初を振り返り、貴重な中華文化と民俗芸術イベントを通じて、台湾の観光をPRする目的で始められたが、すでに世界で最も素晴らしい伝統行事となったとともに、彰化県にとっても展示面積200ヘクタール以上と過去最大規模のイベントとなったと述べた。彰化県政府によると、経済効果は約100億台湾元(約269億日本円)に達したという。

なお、今年のメインランタン、えとの龍をかたどった「龍翔霞蔚」は、彰化県政府により保管される。来年の開催地は新竹県。

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