2024/05/06

Taiwan Today

観光

海外旅客の人気トップは「九份」、必見は「ナイトマーケット」

2012/08/06
海外からの旅客に最も人気の観光地、九份の夜の様子。(戴進元撮影、中華民国交通部観光局提供)

交通部観光局の最新報告によると、昨年、海外から台湾を訪れた旅客に最も人気のスポットは九份(新北市)だった。次いで2位が太魯閣渓谷の天祥(花蓮県)、3位が日月潭(南投県)と続いた。また、艋舺龍山寺(台北市、艋舺は万華区の旧名)も初めてランクインして7位となった。一方、必ず訪れるスポットは1位がナイトマーケットで、旅客の74.06%が訪れた。うち、アクセスのよさから士林夜市がトップに輝いた。

昨年台湾を訪れた海外からの旅客数は延べ608万7,000人と史上最高を記録した。うち、成長率が高いのは順にシンガポール、日本、韓国で、人数では中国大陸、日本、香港・マカオという結果だった。

旅客が過去3年間で台湾を訪れた回数は平均1.50回で、初めて訪台した人は65.45%だった。観光目的の旅客のうち初めて訪台する人は77.94%だった。

人気スポットのうち、九份は3年連続の首位だった。4~6位はそれぞれ阿里山(嘉義県)、野柳(新北市)、故宮博物院(台北市)。7位の艋舺龍山寺は、ヒット映画『モンガに散る(原題・艋舺)』の後押しでランクインしたものと観光局はみている。8~10位は淡水(新北市)、西門町(台北市)、台北101ビル(同)だった。1位から5位までは好きな人の割合が軒並み19%を超えた。

必ず訪れるスポットでは、ナイトマーケットに次いで、台北101ビル(58.46%)、故宮博物院(52.39%)、中正紀念堂(34.71%)、日月潭(34.22%)などが続いた。ナイトマーケットでは士林夜市(47%)が最多、高雄の六合夜市(25%)が2位だった。

台湾観光の目的(複数回答可)は「風景観賞」が最も多く60.80%、次いで「食べ物」41.37%、「人々の風習と文化」34.80%だった。日本人は「食べ物」がトップで、「風景観賞」が2位だった。実際に台湾を訪れてから最も印象に残った台湾のよさは「親しみやすい人々(49.83%)」、「おいしい食べ物(42.07%)」、「ナイトマーケット(33.27%)」が多く、このほか「物価」や「風景」なども挙がった。

また、台湾に滞在中に採る行動は、「ショッピング」が82.76%と最も多く、次いでナイトマーケット見物(73.99%)、史跡探索(36.26%)、湖畔観光(29.97%)が続いた。

訪問県・市別では、台北(82.24%)が最も多く、南投(35.61%)、高雄(35.58%)、花蓮(25.03%)、屏東(24.03%)という結果だった。

回答者のうち、94%がもう一度台湾を訪れたいと答えており、そのうち観光目的を希望するのが69.68%、ビジネスが22.26%だった。

同調査は昨年1月1日~12月31日の間に、桃園や高雄、松山など各国際空港から台湾を離れる旅客に対して行われた。有効サンプル数は6,009人分。うち中国大陸住民が1,759人、日本人が1,378人だった。

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