2024/05/06

Taiwan Today

観光

国際観光収入、2011年は100億ドル突破

2012/08/17
欧米からの旅客に最も人気の高い台北市の故宮博物院。(彦霖攝影事務有限公司撮影、中華民国交通部観光局提供)

交通部観光局の「台湾を訪問する旅客の消費および動向調査」の最新調査結果によると、海外から台湾を訪れる旅客のうち、日本人が消費額が最も大きく、中国大陸住民の購買力が最も高いことが明らかになった。同調査は2011年1月から12月にかけ、観光局が桃園国際空港と高雄小港空港、台北松山空港で行ったもので、有効サンプル数は6,009件。

2011年に海外から台湾を訪れた旅客数は前年比9.34%増の延べ608万7,000人で、国際観光収入は同26.91%増の110億6,500万米ドルと、初めて100億ドルの大台を突破、ともに過去最高を記録した。

うち、日本人旅客の1人当たり1日平均消費額は348米ドル、前年比成長率は23%で、金額と成長幅がともに最大だった。中でも、団体ツアーでは消費額430米ドル、成長率35%に達した。一方、ショッピングに費やす金額では、中国大陸住民が1日当たり平均86米ドル以上で、海外からの旅客の中で最大だった。

なお、2008~2011年の間、台湾を訪問する決め手となった要素は、「インターネットで台湾の観光PRを目にしたこと、または旅行関連報道を見たこと」が最も多かった。

満足度が最も高かったのは中国大陸で、韓国が最低だった。うち韓国は「言語のコミュニケーション」における満足度が平均3.02ポイントと最も低かった。

また、「非常に満足」と「満足」を合わせた満足度は、主要各国・地域とも軒並み90%以上と高く、韓国だけがこれを下回る73.3%だった。最も高かったのは中国大陸で98.0%、次いで香港・マカオが94.2%、米国93.5%、ニュージーランド・オーストラリア93.3%、マレーシア93.0%、シンガポール92.2%、欧州92.1%、日本90.6%だった。

訪問先で最も多かったのは、ナイトマーケット、台北101ビル、故宮博物院で、評価が最も高かった観光地は、九份(新北市)と太魯閣渓谷の天祥(花蓮県)だった。最も人気のある観光地を国・地域別でみると、日本人は九份、中国大陸住民は日月潭(南投県)、シンガポールと韓国、ニュージーランド・オーストラリアは太魯閣渓谷の天祥で、香港・マカオは十分瀑布(新北市)、マレーシアは清境農場(南投県)、欧米は故宮博物院(台北市)という結果だった。

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