交通部観光局（日本の観光庁に相当）は、台湾の旅行情報を統合した台湾観光情報データバンクを設け、統一規格で提供される情報を付加価値サービスに応用させることで、人々が正確かつリアルタイムに各地の旅行情報を入手できるようにする。
台湾観光データバンクの情報は授権された各県・市政府、省庁、並びに観光局の把握する観光関連資料がもととなる。今回、先行して公開される資料は1万5000件あまりの基礎的なデータで、これらのデータはすでに「旅行台湾アプリ」（tour taiwan）のコンテンツとなっており、行楽客のニーズを満たしている。これらのデータは中国語の他、海外からの観光客のため段階的に英語版も提供していく計画。
付加価値サービスにこれらのデータを応用する場合は、台湾観光データバンクのプラットフォーム（http://gis.taiwan.net.tw）を参照にして申請し、審査を通れば観光情報の取得が可能になる。使用権の供与期間は2年間。ウェブサイト、GPS（衛星測位システム）によるナビゲーション、モバイル端末、QRコードなどでの応用が可能。