台湾北部の新北市万里区にある野柳地質公園と、日本の山口県美祢市の秋吉台国定公園が姉妹提携を結ぶ。台湾が海外の地質公園と姉妹提携関係を結ぶのは初めての上、交通部観光局(日本の観光庁に相当)が管理する国家風景区の中でも初めて「姉妹公園」を締結した事例となる。
姉妹提携締結式は、15日午前に野柳インフォメーションセンターで行われ、双方の管理団体が「観光交流の促進・学術交流協定書」に調印する。今後地質公園の学術研究交流や観光客誘致が見込める。
野柳地質公園は2013年に「台湾十大地形」の第一位に選ばれており、その多様な景観は、新生代第3紀中新世の堆積岩が波の侵食により形成された。なお、秋吉台国定公園は、日本最大のカルスト台地「秋吉台」に位置する。