台湾最南端の屏東県政府は23日、北部の台北駅で「第1回屏東国際彩稲芸術節」の事前記者会見を開いた。無料通話・無料メールアプリの「LINE」と協力し、LINE公式キャラクターの「LINE FRIENDS」をカラフルな観賞用稲でかたどった田んぼアートを作成する。1ヘクタールに及ぶ広大な農地に描かれたLINE FRIENDSのキャラクターが楽しめる。
同県の潘孟安県長(県知事)によると、観賞用稲は行政院農業委員会(日本の農林水産省に相当)農業試験所が長年研究を重ね、化学的突然変異を誘発して育成されたイネの変種であり、イネの葉を緑以外のさまざまな色に変えたもの。これを使って大地にイラストを描くことで、地方のレジャー産業を活性化し、経済効果を高めることができると述べた。
この催しは28日に開幕し、5月10日までの44日間にわたって行われる。