2024/05/06

Taiwan Today

観光

若者の体験学習の旅「ユース・トラベル・スポット」、教育部が提供

2015/04/09
教育部青年発展署は全国54カ所に「青年壮遊点(ユース・トラベル・スポット)」を設け、体験学習イベントを催している。(教育部青年発展署の青年旅遊網より)

日増しに暖かくなり旅にふさわしい季節がやってきた。教育部(日本の文部科学省に類似)青年発展署は全国54カ所に「青年壮遊点(ユース・トラベル・スポット)」を設け、テーマを文化、集落、生態、農村、漁村、ボランティア、スポーツの7つのカテゴリーに分け、体験学習イベントを催している。現在では春のアクティビティを開催し、若者の参加を促している。申し込みは専用ウェブサイト(http://youthtravel.tw/)で受け付け中だ。

無理な開発による環境破壊から自然を守る「ナショナルトラスト運動」のひとつ、環境信託(Environmental trust)の概念は世界では早くから広がっており、英国にはピーターラビットの舞台となった地域、日本にはトトロの森がある。台湾では現在唯一の環境公益信託として、台湾北西部の新竹県芎林郷華龍村の「自然谷」があり、ここも今年のユース・トラベル・スポットの一つとなっている。

自然谷は丘陵に位置し、土地が狭く開発が難しいが、そのおかげでかえって豊かな自然や伝統建築が残されている。山の地形を生かして建てられた2階建ての客家(台湾のエスニックグループの一つ)式三合院(コの字型の家屋が中庭を取り囲む形の建築様式)の家屋などで若者の体験学習を受け入れる。

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