2024/05/07

Taiwan Today

観光

アイスキャンディーの中にしおり?紅毛城アイスが大人気

2015/09/10
淡水古蹟博物館の紅毛城エリアで販売されているアイスキャンディーは、スティック部分がしおりになるユニークなデザインで人気を呼んでいる。(自由時報)
台湾北部、新北市の淡水古蹟博物館では、17世紀にスペイン人が建設した紅毛城のエリア内にあるショップ「紅城小舗」がこのほど、特製アイスキャンディー「紅毛城故事冰棒」を売り出した。スティック部分が紅毛城をかたどったデザインとなっているだけでなく、食べ終わればしおりとしても使うことができ、行楽客の人気を呼んでいる。 アイスキャンディーは通常、持ち手に木のスティックが使われている。一方、このアイスは博物館のアイディアで、食品安全規定を満たすプラスチックを使い、先端が紅毛城をあしらったものになっている。角はなく丸みを帯びた温かみのあるデザインに、小さなクリスタルの粒が輝き、台湾の文化遺産としての紅毛城の大切さと輝きを表している。 同館運営管理担当係の責任者、王筠喬さんによると、考えた通りのデザインを実際の商品に反映するのはとても難しかったという。隅々まで心を配らなければならず、色にしてもどのような赤にするか業者と何度も話し合ったと述べた。また、クリスタルをどこに配置するかを決めるのも大変難しく、「最終的にはやさしい赤を選び、味わい深いものに仕上がった」と語った。 同館とともにこのオリジナル商品を開発した有名食品メーカーは、さまざまなフルーツのアイスを提供している。今回はパッションフルーツを採用したが、次回はカリカリ梅になる可能性もあるとか。王さんは、紅城小舗は、行楽客のより素敵な旅の思い出づくりにぴったりだと語った。

ランキング

新着