2024/05/03

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阿里山森林鉄道、12月25日に全線運行再開へ

2015/09/17
阿里山森林鉄道が6年あまりを経て、12月25日に全線運行再開の見通しに。(中央社)
「阿里山森林鉄路(鉄道)」はモーラコット台風(2009年8月の台風8号)による被害で運行を停止。6年余りの復旧作業を経て、15日に北門駅(台湾中南部・嘉義市)から阿里山駅までの運行試験が行なわれた。列車が阿里山駅にゆっくり到着すると、試験に参加した職員たちは歓喜の声を上げ、12月25日の全線運行再開に期待した。 阿里山森林鉄道は嘉義駅から阿里山駅まで、全長71.4キロメートル。そのうち竹崎駅から奮起湖駅までの区間は2008年の豪雨によって寸断され、翌年にはモーラコット台風による山崩れで運行停止を余儀なくされた。 昨年初め、竹崎駅から奮起湖駅までの区間が運行を再開。本線のうち奮起湖駅から阿里山駅までの区間、及び被害が最も深刻だった二万坪の復旧工事、並びに最も難しいとされた「屏遮那」と「多林トンネル」の新たなトンネル工事が最近相次いで完了した。合計10億台湾元(約36億8000万日本円)が費やされた。 行政院農業委員会(日本の農水省に相当)林務局嘉義林区管理処の楊瑞芬副処長によると、10月末に台湾鉄路管理局(台湾鉄道)阿里山森林鉄路管理処と合同で運行再開前の安全検査とテストを実施する。エンジニアと運行人員が列車を運転、始発駅から終着駅までの運行を7日間続ける負荷テストで安全性を確認する。

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