外交部（日本の外務省に相当）は、日本の青森県から三村申吾知事が12月にも来台し、衛生福利部（日本の厚生労働省に類似）などの省庁を訪れるほか、特産のリンゴのトップセールスを行うとともに、観光交流の拡大についても意見交換すると発表した。
青森県ではリンゴの生産が盛んで、その生産量は日本全国の約6割を占めるほど。台湾は主要な輸出仕向け先となっており、これが縁で同県は2013年から毎年のように代表団を組織して台湾を訪れている。
外交部によれば、青森県は2011年の東日本大震災の被災地であり、地元の自治体や人々は台湾が積極的に支援の手を差し伸べたことを特に心に留め、同年から青森県弘前市は、中華民国駐日本代表処（在日本大使館に相当）が主催する国慶日（建国記念日）のレセプションに代表を派遣し、建国祝賀のメッセージ入りリンゴを贈っている。