2024/05/03

Taiwan Today

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観光旅行発展に向け、高雄港がクルーズ母港化を計画

2016/06/21
台湾港務株式会社は台湾南部の高雄港をクルーズの母港として整備する計画で、クルーズ観光の発展に全力で取り組む。写真は「ダイヤモンド・プリンセス」の船内。(中央社)

イギリスの豪華客船の「ダイヤモンド・プリンセス」が20日、台湾南部の高雄港に寄港した。台湾のクルーズ市場は急速に発展しており、台湾港務株式会社では高雄港をクルーズの母港として整備する計画を立て、クルーズによる観光旅行の発展に全力で取り組む。

台湾港務株式会社の李泰興総経理(社長)によると、同社は近年、台湾の港湾のPR、並びに停泊条件の改善に積極的に取り組み、クルーズ業者の停泊誘致に努めている。クルーズ旅行を楽しむ台湾の旅行人口が業界の長年の努力によって増加していること、並びに母港としての施設が徐々に整備されてきたことで、長期にわたって台湾北部の基隆港を母港とする香港のスタークルーズの他、プリンセス・クルーズも来年には高雄港を母港としたクルーズ航路を計画している。

今年、台湾に寄港を予定しているクルーズは延べ544隻で、乗客数は延べ86万人が見込まれる。台湾の人たちによるクルーズ旅行もブームとなりつつあり、台湾南部におけるクルーズ市場の成長に向けて、李泰興総経理は基隆港と高雄港をいずれもクルーズ母港とする計画を推進すると共に、高雄港を母港とするクルーズ航路の拡大を加速したいとしている。

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