この芸術祭は始まってからこれまで、エンテロウイルスや新型肺炎(重症急性呼吸器症候群、SARS)の流行を受け大幅な赤字を出し、一時はイベント中断に追い込まれたものの、積み重ねてきた成果は宜蘭の人々の誇りとなっている。芸術祭をきっかけに、周辺の他の観光スポットにも訪れてもらおうと、芸術祭は県内の蘭陽博物館と協力し、会期中、芸術祭入場券(個人券または産業券)の半券1枚と引き換えに、蘭陽博物館の常設展の一般入場券1枚が2割引となる。また蘭陽博物館常設展入場券の半券1枚と引き換えに、芸術祭の優待券1枚を購入できる。
今年は芸術祭を記念し、グラフィックデザイナーの蕭青陽さんが手掛けたラッピング列車も運行される。(中央社)
過去20年間で、スタッフ1,000人以上がこのイベントで働いてきた。スタッフOBもともに20周年を祝ってもらおうと、一連の「20周年記念イベント」では「童玩讃讃讃(童玩最高!)」、「老童玩分享会(童玩OB友の会)」、「我的童玩節(わたしの童玩節)」、「童玩悄悄話(童玩ないしょ話)」、「童玩20微型展(童玩20周年ミニ展)」、「童玩之夜(童玩ナイト)」といった6つのイベントを企画し、かつての管理職やベテラン記者、アルバイト、スタッフ、ボランティアスタッフ、親善大使、協力団体などさまざまな人々に呼び掛け、イベントが20歳を迎える今年、思い出のかけらを拾い集め、ともに祝福の足跡を記し未来への期待を語り合う。