新型コロナウイルスの感染拡大を受け、台湾では昨年2月6日、「実名制」によるマスク販売のシステムを導入した。政府が買い上げた国産マスクを、全国の特約薬局、コンビニ、スーパーなどに設置された機器に全民健康保険カード(=保険証)を差し込むことで決まった枚数だけ購入できるというシステムだ。この「実名制」の施行から1年を迎えるのを機に、行政院(=内閣)の蘇貞昌院長(=首相)は6日、台湾北部・基隆市にある順易...