中国大陸において良心や自由をはじめとする様々な理由で迫害されている人々にとって、台湾は「一息つける」窓であると共に、自らの声を外部に伝えられる窓でもある。中国大陸の作家、廖亦武氏は長期にわたって中国大陸における底辺の社会と政権による圧迫に関心を寄せてきた。彼が注目されるようになった作品、『中国底層訪談録(中国大陸の底辺の人々へのインタビュー記録)』は中国大陸で発禁となったが、2003年に密貿易を経...