9月4日夜、総統府前のケダガラン大通りは封鎖された。魏徳聖監督が13年間、7億台湾元(約18億日本円)かけて準備、撮影した歴史大作、『セデック・バレ』の台湾におけるプレミア上映会のためである。ベネチア国際映画祭に続いて台湾でも初上映。映画のプレミア上映会で、総統府が北側広場を貸し出すのは初めてで、国産映画の快挙である。外国作品に独占される映画の市場に対する逆襲ともいえるだろう。同作品は前編が9日に...