毎年旧暦8月15日(今年は9月30日)の中秋節(中秋の名月)は、台湾の人々にとって、春節(旧正月)と端午の節句に並ぶ、年中で最も重要な三大行事の一つである。中華文化の暦では、旧暦8月は秋を迎えて2カ月目、秋の真ん中に当たるため「中秋」と人々に呼ばれる。この月の15日に見える満月は、特別に丸く美しく、「団円(一家団らん)」を象徴するとして、「団円節」とも呼ばれる。 中華文化の影響を受け、この「中秋節...