台南市の市指定史跡「林百貨」は、台湾で現存する最も古い西洋風の百貨店である。「林百貨」は1932年末、日本人の林方一氏が開業、台北の「菊元百貨」、高雄の「吉井百貨」と並び、日本統治時代の台湾3大百貨店と呼ばれた。「林百貨」は俗に「五階建て」と呼ばれたが、実際には6階建て。当時5階建て以上の建築物は非常に珍しいもので、台南で唯一エレベーターを設置し、最もスタイリッシュでモダンな場所であった。「林百貨...