台湾では毎年4~5月になると、アブラギリ(油桐)の花、「桐花」が満開を迎える。真っ白な花びらが風で舞い落ちると、まるで「4月の雪」が降ったかのような風情が楽しめる。桐花は台湾のエスニックグループの一つ、客家の人々のシンボルとしても有名で、台湾北部の桃園、北西部の新竹、苗栗一帯の客家の人々の里でひらひらと舞う桐花は、思わず息をのむほど美しい。この時期には各地で桐花の開花に合わせたイベントが行われ、多...