2019年は台北エリアに住む人々、特に東区商圏と呼ばれるエリア(忠孝東路4段一帯)の美食家にとっては残念な幕開けになったに違いない。旧正月が明けて3か月のうちに、数十年続いた老舗レストランやよく知られたチェーン店などが家賃の値上げに耐えられず、次々と姿を消していったからだ。大手新聞紙『聯合報』の書評担当者はこれを機に、飲食関連の代表的な書籍をリストアップした。文筆家たちが推す台北のグルメ、美食家な...